街の頼れるドクターたちvol.078
祖父が大腸がんで闘病する姿を見て、がんに携わる医師になりたいと考え、最初は自ら手術できる外科を志望していましたが、研修を通して内科、消化器内科の奥深さを知りました。
消化器内科は外科に手術を依頼するまでに、内視鏡等で詳細な情報を集める診断能力が求められます。また、救急外来や当直でも明らかな怪我以外は「まず内科で」と診察を求められるので、診断能力や緊急性の有無を判断する嗅覚が身につきます。このような経験は内科診療において必要不可欠であり、開業した途端に身につくものではありません。
内科全体、消化器も胃腸や肝臓と隔たり無く学べる総合病院を中心に勤務し、総合診療科では内科診療全般、消化器内科では内視鏡治療と肝炎の診療技術を磨きました。
私自身がこの地域出身で、生まれ育った一人として地域に貢献したいと考えました。
全国的な人口減少の中、特に中原区は2030年ごろまで人口増加が予想され、その中心となる30代後半から40代の方は、健康診断で異常を指摘されたり不調を感じたりしても、平日は休めず医療機関を受診しにくいのが実情です。そんな働き盛り世代の方のために健康サポートを考案・提供することが、私にできる地域医療のかたちだと考えました。
最近、脂肪肝による肝障害の増加が注目されていますが、コロナ禍で世界的な問題となっています。当院では、肝臓のダメージや脂肪肝の程度を数値化できる神奈川県初導入の画期的なエコーを用いて、患者様に病気であるという認識を持っていただき、生活習慣改善を促すこともあります。
また、通院しやすい環境づくりのため、毎週土曜日と日曜日隔週で診療しています。日曜日も診療しているクリニックがあることは、地域として心強いことではないでしょうか。
クリニックと病院に求められる役割は異なります。クリニックで必要なのは、病気を正確に見抜き、適切な対応をとることです。患者様のお気持ちに寄り添いながら、トリアージをして治療を行い、必要に応じて適切な医療機関に取り次ぐことが求められているといえるでしょう。
ほしおか内科・消化器内科クリニック
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「丁寧な診療」「納得いただける診療」「お待たせしない診療」を追求していきます。
美容と内科診療の両知見を活かした肌治療。細胞の状態を踏まえ予算に合わせて施術プランをオーダーメイド。
名古屋市緑区のホームドクターとして、がんの早期発見・早期治療、生活習慣病対策に注力します。