循環型地域医療連携・包括的治療・チーム医療で糖尿病に挑む
地域のクリニックと緊密に連携。チーム医療を実践し、合併症の重症化予防、健康寿命の延伸に貢献します。
- 医療法人輝栄会 福岡輝栄会病院 福岡県福岡市東区
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- 田尻 祐司 糖尿病センター長
街の頼れるドクターたちvol.070 整形外科
山﨑院長:一般整形外科の診断・治療に加え、手外科分野の手術に力を入れていることです。また、リハビリテーション科を併設しており、診断から薬による治療、外科的手術、リハビリテーションに至るまで、一貫した治療を提供しています。手外科というのは文字通り、手のけがや病気を専門的に治療する診療科で、比較的軽症なものでは手根管症候群による手の痺れ、“ばね指”を含めた腱鞘炎、重症なものでは骨折等を治療します。手はほかの組織に比べて組織のサイズが小さく、症状も多種多様。日常生活を快適に過ごすために必要な機能を担っている組織ですので、治療には繊細かつ高度な手技とリハビリが欠かせません。また、手に現れる症状やその治療法には未解明のものも少なくない。手外科の世界は実に奥深いのです。
髙橋理学療法士:手外科の先生は、ほかの診療科の先生よりも繊細かつ緻密な検査・治療を行われている印象です。縫合という処置一つとっても、ほかの組織との癒着が起きると機能が順調に回復せず、手や指がうまく動かなくなる可能性も考えられますからね。緻密な治療が求められるのはリハビリも同様です。患者様のお話をしっかりと伺い、身体の状態を繊細かつ正確に把握することに、理学療法士としてのプライドをかけて取り組んでいます。
山﨑院長:治療の9割は問診と身体所見で決まる、といっても過言ではありません。どのようなきっかけで症状が出たのか。エピソードをじっくりと伺った上で、患部や関連する部位を見たり、触ったりして原因を突き止めていきます。当院では神経伝導検査装置など、最新鋭の検査機器を導入していますが、あくまで基本は問診と身体所見なのです。
髙橋理学療法士:最も心を砕いているのは、自分の見立てをいかにして患者様にご理解いただくか、ご納得いただけるように伝えるかということですね。整形外科はメカニカルな世界だと思われがちですが、患者様に信頼され、期待していただけるか、つまり「患者様との絆の深さ」によって治療の効果が大きく変わります。そのためには、約40分のリハビリのなかで患者様のお話にじっくりと耳を傾け、症状の原因を突き止めていかねばなりません。先生やリハビリのスタッフたちとしっかり連携しながら治療を進めています。
山﨑院長:整形外科の道を志したのは、手のけがや病気を治療したいと思ったからです。私は幼い頃から、機械をいじったり、プラモデルをつくったりと、モノづくりが大好きだったんです。こうした作業をするときに一番大事なのは手ですよね。医師として手を専門的に診ることができたら素晴らしいだろうなと思い、手外科を専攻した次第です。ちなみに手外科には、整形外科と形成外科の2つのアプローチがありますが、機能にフォーカスした治療をしたいと思い、前者を選びました。
髙橋理学療法士:私は股関節に生まれつき形成不全を抱えているのですが、大学までテニス漬けの日々を過ごしてきました。
実業団でやっていくのは体に負担がかかり過ぎるということでテニスをやめ、進むべき道を考えていたときに、「50歳頃になったら人工関節を着けなくてはいけなくなるかもしれない」と言われたことをふと思い出したんです。何とかして覆してやろうと、一念発起して理学療法士の資格を取得。かれこれ10年近くキャリアを積んできました。
山﨑院長:整形外科に対して、何度も通院しなければならず面倒くさいというイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。医師の診察を受けてみなければわからない病気もありますし、何よりも早期発見、早期治療が大切です。当院では、患者様お一人おひとりのライフスタイルに合わせ、できるだけ負担を感じることなく通院いただける工夫を凝らしています。ぜひお気軽にご相談ください。
髙橋理学療法士:人の身体はそもそも動くことを前提にして設計されていることを心に留めておいてください。年齢・性別を問わず、動かないということが身体にとっては害悪です。実際、新型コロナウイルスの感染拡大以降、外出が少なくなったことで不調を訴えて来院される患者様が増えています。日常的に身体を動かす習慣を身に付けていただきたいですね。
くらげ整形外科
地域のクリニックと緊密に連携。チーム医療を実践し、合併症の重症化予防、健康寿命の延伸に貢献します。
大阪府茨木市の耳鼻咽喉科。いびきやめまい、補聴器、甲状腺、嚥下に対し、専門性の高い医療を提供します。
丁寧な診察と、苦痛の少ない正確な内視鏡検査。内科的アプローチを駆使して、おなかの痛みを解消します。