街の頼れるドクターたちvol.065
苦痛のない内視鏡検査を徹底的に追求し、検査に対するハードルをできる限り下げているところです。当クリニックでは、ほぼ全ての患者さまに鎮静剤(静脈麻酔)を用いて検査を受けていただいているほか、腸管洗浄剤についても服用量を抑えるために、従来よりも洗浄力の強いものを使用しています。また、通常の内視鏡検査では空気を入れて大腸を膨らませた状態で観察を行うのですが、当院では炭酸ガスを使用。炭酸ガスは速やかに体内に吸収されるので、検査後の腹部の張りや痛みを抑えることができます。さらに、大腸ガンやポリープなど、病変の見落としを避けるために、大腸を水で洗浄しながら内視鏡を挿入する「Water-exchange colonoscopy(WEC)」という挿入法を採用するなど、安全かつ正確、そして、苦痛のない内視鏡検査のために考えられることは全て詰め込んでいるイメージです。
そうですね。アスリートと同じで、日々、検査を積み重ねながら、多くの症例を経験することが大切だと思っています。内視鏡操作の熟練度によって、ポリープの発見率は変わってきますし、挿入困難症例への対処など、“トラブルシューティング”の力を高めるには多くの症例を経験するほかありません。また、野球でバッターがピッチャーに対峙するときのように、「大腸がこういう反応をしたら、こう合わせる」というような判断を瞬間瞬間で繰り返しながら、たえず補正していく必要があります。しかも、大腸の反応の仕方には患者さまによって微妙な違いがありますので、きめ細かな調整が求められるのです。
一言でいえば、独りよがりの判断に陥ることなく、より安定した診断ができるということです。経験豊富なドクターばかりですので、内視鏡検査の判定やポリープ切除の必要性の有無などの判断に関して意見が割れるということはほとんどありませんが、経過観察の仕方など治療方針の判断に関しては迷うケースもあります。こうした場合に意見交換を行い、知識の共有化を図ることで、正しい一歩を踏み出すことができる。これがいちばんのメリットだと思います。
千住・胃と腸のクリニック
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