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- 銀座3丁目・BANNAI美容クリニック 東京都中央区銀座
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- 坂内 誠(将佑貴)院長
街の頼れるドクターたちvol.032 血管外科
目次
私は、中学生の頃から外科医になりたいと思い続けていました。きっかけは祖母が入院・手術でお世話になった外科医の白衣姿に憧れたこと。元々、手先を動かすことも好きでしたから、「手術をする」という仕事に就きたいと考え、外科医を目指しました。外科医として最初に勤務したのは、茨城県つくば市の病院でした。それから10年間、主に茨城県内の病院で勤務し、一般外科、消化器外科、血管外科などの診療に携わってきました。
私にとって立川市は、かつて祖母や自分自身が住んだ土地です。思い入れや馴染みもある立川市で、地域住民の方の健康を支えたいと考え、2019年9月から院長として赴任して参りました
下肢静脈瘤は、すぐに命にかわることはありませんが、患者さんのQOL(生活の質)には大きく影響する疾患です。私自身も病院に勤務していた時に、下肢静脈瘤の検査や手術による治療を行うことがありました。以前はストリッピング手術や高位結紮術といった治療が主流でしたが、これらは傷跡が残る手術、痛みのある手術です。医師として患者さんと接していても、その辛さが伝わってきました。
しかし、現在では、患者さんの負担や痛みの少ないレーザー治療などが主流です。患者さんに寄り添いながら、健康的に歩いたりのんびり散歩したりできる時間を少しでも早く提供したい、そう考えて下肢静脈瘤専門クリニックの医師を目指しました。
当院には立川市内やお隣の多摩市からの患者さんも多くいらっしゃいますが、年齢層としては高齢者の方が多いです。立川市やその周辺は1980年代ころから大きく発展した地域で、特に多摩市は30年くらい前から住み始めた方が多く、今は高齢者の方も増えているのでしょう。
他にも、下肢静脈瘤のある患者さんは、長い距離を歩くことや、立ちっぱなしでいることが辛く難しい方が多いですね。立川市も多摩市も交通の便は良いですし、駅からも近い当院には、比較的通いやすいのかもしれません。
主な自覚症状としては、足のだるさ、むくみ、就寝中のこむらがえり(寝ている間に足がつること)と見た目の変化です。下肢の静脈がボコボコしたり、細い血管が薄く浮いて見えたりするようになり、見た目が気になると受診される方も多いです。一般的には、健康診断などでその可能性を指摘されたり、いくつの自覚症状があったりして受診される方がほとんどではないでしょうか。
患者さんの中には、10年以上前から指摘されていたという方もいらっしゃいます。足がだるくなり、歩く機会が減ると、足の筋力が衰えて家に籠りがちになり、健康な時間が短くなってしまいます。なるべく早く、足の健康を取り戻すことが大切です。
実際に下肢の静脈に瘤があるかどうかは超音波検査で分かります。当院ではまず問診を行い、実際に下肢の状態を診察し、超音波検査で血管の状態を観察します。
下肢静脈瘤であると判断したら治療を行います。当院では主に、血管内への高周波治療、硬化療法などを日帰り手術として行っています。患者さんの状態や、血管の状態などによって治療法が変わりますので、カウンセリングをしながら、ご納得されるまでご説明いたします。入院手術が必要と判断した場合には、近隣の総合病院をご紹介いたします。
過去に下肢静脈瘤を指摘され弾性ストッキングによる保存療法を受けていた方もいらっしゃいます。自覚症状が強くないと患者さんご自身も放置してしまいがちですが、下肢静脈瘤は自然に良くなることはありません。足のだるさやむくみで歩くのが辛い方や、就寝中のこむらがえりがある方も充分な睡眠が取れませんから、お辛いと思います。
当院の新規患者さんは、夏に多い傾向があります。健康診断後に気になって受診される方や、夏場に薄着になって気付く方が多いのかもしれません。患者さんご自身では症状の原因が分からないことも多いので、早めに受診して検査を受けていただくと、安心感が得られると思います。下肢静脈瘤は、悪化すると色素沈着や皮膚の炎症が起こり、潰瘍ができることもある病気です。少しでも気になる方は気軽に受診してください。
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