せたがや内科・消化器クリニック 富沢 賢治院長 | ドクターズインタビュー

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「感動と幸せ」の医療サービスを創造する

街の頼れるドクターたちvol.020 消化器内科

せたがや内科・消化器クリニック
  • 富沢 賢治院長
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東急田園都市線「桜新町駅」徒歩約4分、同「用賀駅」徒歩8分の「桜新町クリニックモール」3階に、2019年12月3日、「せたがや内科・消化器クリニック」が開院した。富沢賢治院長は15年に渡り虎の門病院で経験を積んだ消化器外科のエキスパート。ハイビジョン拡大機能を搭載した最新の大腸カメラや、内視鏡専用ベッドを完備し、大病院と同レベルの品質管理を徹底。土日に検査を受けられるのも魅力だ。また、白を基調とする待合室は清潔感あふれる開放的な空間となっている。そこには「感動と幸せ」の医療体験を目標に掲げる富沢賢治院長の「想いやり」と「気遣い」、そして新たな医療の創造にかける「覚悟」が徹底的に貫かれていた。(取材日 2019年11月18日)

転機は38歳。外科医としての最適期で下した決断

―開業を決意されたきっかけについてお聞かせください。

医学部卒業から15年間、大腸がん手術の“最後の砦”といわれる「虎の門病院」に勤務してきました。大腸がんや憩室炎に関しては、日本でも五本の指に入るくらい数多くの手術を虎の門病院チームの1人として手掛けてきましたし、専門誌への論文投稿や国内外の学会での発表など、充実した勤務医人生を歩んできたと自負しています。
その一方で、外科医としての実績を積み上げれば積み上げるほど、「一人の人間としてこのままでいいのか」「人生のミッションとは何か」と、自問自答する機会が増えてきました。そのなかで、もう一度ゼロからスタートし、「見たことのない景色を見てみたい」という思いが湧き上がってきた。これが開業を決意した理由です。

―まさに人生の転機となる決断ですね。

体力的にも経験的にも緊急手術も含めた最前線で働く外科医の最適期は40歳~50歳前後といわれていますから、38歳の私にとっては非常に大きな決断でした。ただ、この15年間、何事にも手を抜かず、日々、全力で投げ切ったという確信があったので、悔いや未練は全くありませんでした。
 新たな舞台として桜新町を選んだのには、内視鏡クリニックに対するニーズの高さや、虎の門病院の本院・分院へのアクセスの良さなど、さまざまな理由がありますが、高層の建物が少なくて、広く美しい空が望めることも大きな魅力でした。

―学生時代はマクドナルドでのアルバイトに励んでいたと伺いました。

店長代理を任され、清掃業務・ゴミ出しから、接遇、リーダーシップ、マネジメントに至るまで、実にさまざまな経験をさせていただきました。マクドナルド社内全体の技能コンテストで北海道チャンピオンに輝いたこともあるんですよ。マクドナルドで学んだのは、医療もサービス業であり、患者さまへのリスペクトを欠いてはならない、患者さまの満足度を高めるために徹底的に努力しなければならない、ということです。この教訓は、いまも私の価値観の中核にあります。

大腸カメラ・胃カメラは“楽”な検査、を常識にしたい

―せたがや内科・消化器クリニックの「3つの理念」について、込められた思いを聞かせてください。

第1の理念は「感動体験を与えられる医療を理想にします」です。患者さまが感動し、幸せになること。それは私にとっての生きる糧であり、成長のエネルギー源です。患者さまがこれまで感じたことのないような「想いやり」「気遣い」に満ちた医療サービスを提供し、 “感動”という付加価値を生み出していきたいと思っています。
患者さまの満足度を高めるためには、技術力、そしてスタッフや検査機器会社の皆さまとのチームワークはさることながら、快適なクリニック空間の設計も欠かせません。“神は細部に宿る”ではありませんが、内装や動線の設計には徹底的にこだわりました。

―第2の理念についてはいかがでしょうか。

「健康で美味しく食べることのできる毎日の提供を目指します」が第2の理念です。人間は食べることなしに生きていけません。そして、毎日美味しいものを食べて暮らしていくためには、健康でなくてはなりません。単純な話、胃や大腸にがんや潰瘍などの疾患があったら、食べることもままならないからです。
当院では、この「食べる」という行為を、誰もが当たり前に続けられるよう、早期診断・予防医療に力を入れています。さらに、“医食同源”をキーワードとして、食べることによって健康を維持し、病気を予防する社会の枠組みづくりにも挑戦していきたいと思います。

―第3の理念について教えてください。

「高い診療技術と心をこめた医療を追究し社会に貢献します」が第3の理念です。その一環として、「大腸カメラや胃カメラはつらい検査」という常識を変えたいと考えています。大腸カメラも胃カメラも、患者さまが我慢する検査ではありません。大切なのは「技術」、そして「想いやりの気持ち」です。下剤や鎮静剤・鎮痛剤を適切に使用したうえで、豊富な経験と高度なテクニックを兼ね備えた医師が、全力で、優しく、丁寧に施行すれば、患者さまはつらい思いをしなくてもすむのです。「カメラは楽な検査である」という新しい常識を創造したいと思っています。

―最後に、患者さまへのメッセージをお願いします。

感動体験をご提供するためにも、まずは常日頃から、何でも相談していただけるような関係性を築いていきたいですね。患者さまと常に同じ目線に立って、病気や悩み事を解決していくことを通して、地域の皆さまに親しんでいただけるクリニックをつくりあげたいと思っています。

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住所
東京都世田谷区桜新町1丁目40−8
電話番号
03-3428-1107
診察領域
内科、消化器内科、消化器外科