街の頼れるドクターたちvol.020
医学部卒業から15年間、大腸がん手術の“最後の砦”といわれる「虎の門病院」に勤務してきました。大腸がんや憩室炎に関しては、日本でも五本の指に入るくらい数多くの手術を虎の門病院チームの1人として手掛けてきましたし、専門誌への論文投稿や国内外の学会での発表など、充実した勤務医人生を歩んできたと自負しています。
その一方で、外科医としての実績を積み上げれば積み上げるほど、「一人の人間としてこのままでいいのか」「人生のミッションとは何か」と、自問自答する機会が増えてきました。そのなかで、もう一度ゼロからスタートし、「見たことのない景色を見てみたい」という思いが湧き上がってきた。これが開業を決意した理由です。
体力的にも経験的にも緊急手術も含めた最前線で働く外科医の最適期は40歳~50歳前後といわれていますから、38歳の私にとっては非常に大きな決断でした。ただ、この15年間、何事にも手を抜かず、日々、全力で投げ切ったという確信があったので、悔いや未練は全くありませんでした。
新たな舞台として桜新町を選んだのには、内視鏡クリニックに対するニーズの高さや、虎の門病院の本院・分院へのアクセスの良さなど、さまざまな理由がありますが、高層の建物が少なくて、広く美しい空が望めることも大きな魅力でした。
店長代理を任され、清掃業務・ゴミ出しから、接遇、リーダーシップ、マネジメントに至るまで、実にさまざまな経験をさせていただきました。マクドナルド社内全体の技能コンテストで北海道チャンピオンに輝いたこともあるんですよ。マクドナルドで学んだのは、医療もサービス業であり、患者さまへのリスペクトを欠いてはならない、患者さまの満足度を高めるために徹底的に努力しなければならない、ということです。この教訓は、いまも私の価値観の中核にあります。
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「丁寧な診療」「納得いただける診療」「お待たせしない診療」を追求していきます。
美容と内科診療の両知見を活かした肌治療。細胞の状態を踏まえ予算に合わせて施術プランをオーダーメイド。
名古屋市緑区のホームドクターとして、がんの早期発見・早期治療、生活習慣病対策に注力します。