街の頼れるドクターたちvol.015
私は韓国の医大に進学し、研修医時代には救急外来と整形外来を担当していました。日本に戻るきっかけは、内視鏡に興味をもったこと。「内視鏡診療なら、光学機器が進んでいる日本がいい」と恩師から助言を受け、愛知県の大学病院に勤務することになりました。
日本で医療に携わる中で気づいたのは、夜間や休日に診療を行う病院がほとんどないということです。患者さんはつらい状況を我慢するか、高額な医療費を負担して救急病院にかからなければなりません。そこで開業の際には平日は夜10時まで診療すると決めて、ご縁のあった岐阜市でクリニックを始めました。
「世界」は妻の名前。「モゲル丸」は、飼い猫の「モゲル」に由来した私のニックネームです。家族で運営する病院の温かさを伝えたいという気持ちと、地域を元気にしたいという思いを込めてこの名前を付けました。
都市部ではユニークな名称を目にすることがありますが、地方にも当院のようなクリニックがもっとあってもよいのではないでしょうか。
患者さんの病気を治すためには、その背景を知ることが大切だと考えています。お仕事やご家族のお話、日常の出来事についてお聞きしていくと、何らかの悩みを抱えている患者さんがとても多いのです。当院では夜10時まで診療を行っており、ゆとりをもって一人ひとりの患者さんと向き合うことができます。病気だけを治すのではなく、悩みの解決までお手伝いする。それが私の役割だと考え、気軽に相談に来てもらえるような関係作りに努めています。
当院には、お子さんから高齢の方まで幅広い患者さんが来られます。ご家族全員が患者さんというケースもありますし、ここで地域の患者さん同士がつながり、交流が始まることも珍しくありません。こうしたクリニック作りは、私一人では決してできなかったでしょう。地域のサロンのような存在にもなっている今のクリニックの形があるのは、さまざまなバックグラウンドをもつ個性豊かなスタッフのおかげです。
世界ちゃんとモゲル丸先生の元気なクリニック
関連キーワード:
子どもの急な体調不良などのお困りごとは、小児科と耳鼻咽喉科の医師に何でもご相談ください。
「丁寧な診療」「納得いただける診療」「お待たせしない診療」を追求していきます。
美容と内科診療の両知見を活かした肌治療。細胞の状態を踏まえ予算に合わせて施術プランをオーダーメイド。