街の頼れるドクターたちvol.007
ええ。私は1980年に埼玉医科大学を卒業した後、同大の整形外科に入局して大学病院や関連病院で診療を行ってきました。専門は股関節とリウマチです。2002年に同科の助教授、12年に教授に就任しましたが、こうしたキャリアの変遷はおそらく、股関節の基礎研究が評価されてのことでしょう。私は股関節に痛みが生じる原因を顕微鏡の活用により確かめたのですが、これは世界初のことでした。私が書いた論文はアメリカの著名な雑誌に掲載され、今も世界各地の医師が引用しています。16年に開業してからも客員教授として月に2回は大学で診療しています。
開業医が見逃している病気を掘り起こして、早く適切な治療を行いたかったからですね。大学病院に来る患者さんは多くが医療機関からの紹介ですが、いざ自分が診ると診断と治療の誤りがたくさんありました。いくつもの医療機関を経てやっと私の元に辿り着いたのに、遅かったために治療法が限られてしまうことも。たとえば変形性股関節症の方で、早めに手術を行うことで改善できたのにも関わらず、漫然と薬物療法が行われた結果、痛みに悩み続けている人もいたのです。ですから、自分が患者さんを真っ先に診る開業医になることで、悩みを早く解消してあげられるのではないかと思ったのです。
そうです。当院のコンセプトは、大学病院と連携し、診療科目を問わず患者さんを高度な医療に導くこと。当院でできることは行い、必要があれば埼玉医科大学の医師に協力を仰ぎ、大学の機器も活用して正しく診断します。「科を問わず」というのも意識していることです。患者さんの中には整形外科以外の悩みを吐露される方もいますから、そんな場合も各分野の専門医を紹介します。私は長く大学に在籍していましたから、どこにどんな専門家がいるかを把握していることが強み。患者さんには病院ではなく医師個人を紹介できるので、適切な医療につながりやすく、また私からの紹介なので受診までの期間も短くなります。
さいたまクリニック
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