街の頼れるドクターたちvol.006
子供のころから「医師=人の役に立てる仕事」というイメージをもっていましたが、大きくなるにつれて医師になることを具体的に考えるようになりました。耳鼻咽喉科の道へ進むことを決めたのは、医学部5年生のとき。さまざまな診療科で臨床実習を行うなかで、耳鼻咽喉科であれば年齢や性別に関係なく、すべての患者様を治療することができると思ったからです。
もうひとつの理由は、耳鼻咽喉科(頭頸部外科)で行う手術に惹かれたから。顕微鏡を使った細微な手術から、移植を伴うダイナミックな手術まで、その幅広さに魅力を感じました。
勤務医時代は医療機器や診療体制を自由に変えることができず、もどかしさを感じていました。私が理想とするのは、「ここで診察を受けてよかった」「また来たい」と患者様に思っていただけるような病院。しかしそれは、よい治療を提供するだけでは決して実現できないと常々感じていたのです。理想を具現化するには自分で病院を作るしかない。そう思い至り、開業を決意しました。
耳鼻咽喉科は人間の五感のうち、3つの感覚を扱う科です。医療の質はもちろんですが、空間の心地よさや、その場にいるスタッフの対応も大切になります。病院の玄関を入ってから治療を受けて帰るまでの体験を通して満足を感じていただけるよう、開業の際には内装やスタッフの教育にも心をくばりました。
地域のみなさんから「治ってよかった」「ここに来てよかった」というお声を聞けることが、何よりありがたいですね。よいクリニックを作るために、スタッフのみんなが試行錯誤を重ねてくれているおかげだと思っています。開業前に思い描いていたことをすぐに形にすることは簡単ではありませんが、クリニックの全員がひとつになって、私たちの思いを患者様へお届けしていきたいと思っています。
木戸 みみ・はな・のど クリニック
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