出産は長いプロセスの集大成。
自然分娩で心に残る豊かな経験を
身体や心、ご家族の気持ちが育つ変化を感じられる「自然分娩」に特化。助産師も積極的に関わり支えます。
- マザーズ高田産医院 神奈川県横浜市港北区
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- 椎津 敏明 院⻑
街の頼れるドクターたちvol.138 小児科
目次
「ひだまり」という言葉には、いろいろな生き物が集まって成長していく場所、暖かさに包まれてみんながのんびり安らげる場所というイメージがあります。地域の子どもたちが笑顔で健やかに過ごせるように、また子どもに関わる大人たちがいつでも気軽に相談できるように、そして一緒にほっと安心できるように。当院を、そんなひだまりのような所にしていきたいという想いを込めて名づけました。無限の可能性を秘めた子どもたちの成長を支えつつ、私たち大人の成長にも貢献できるクリニックでありたいと考えています。
訪問看護師さんや学校の先生、市役所の方々などとの連携を図りながら、お子さんや保護者さんへより良いサポート体制を構築できるよう努めています。医師は決して万能ではなく、専門知識を備えていない分野はたくさんあります。例えば学校での様子や教育という面に関しては先生方が熟知していらっしゃるでしょうし、自宅の環境や普段の様子は訪問看護師さんがよくご存知です。「わからないことは教えていただく」という謙虚さを忘れず、日々取り組んでいます。
もともと私は小児神経を専門にしており、当院においても小児神経・発達外来には力を入れているのですが、過去の経験から臨床心理士さんの役割を特に重視しています。医師はどうしても患者さんと接する時間が限られ、普段の診察ではどれだけ長くても30分程度になってしまいます。臨床心理士さんは日ごろから密に患者さんと接していますので、医師には見えなかったものが見えたり、気づかなかったことに気づいたりするケースが多々あります。そうした専門家の目線や知見もお借りして、診療に活かしていきたいと思っているのです。
神経発達症は決して病気ではなく、こだわりが強かったり落ち着きがなかったりという、その子の特性と言い換えることもできます。誰しもそういった面を持っているものですが、それらが強い場合に神経発達症と診断されることがあります。
診断の基準は「普段の生活において困りごとがあるかどうか」です。特性が強く生活に困難が生じているのであれば、神経発達症という診断をつけてサポートしていく必要があります。特性が強くても、本人が困っていない、周囲も困っていないというのであれば、診断をする必要も矯正する必要もありません。
基本的に小児科は総合診療ですので、子どもの全身を診て、さまざまな症状・疾患に対応しています。「いつもと違うな」と感じる保護者さんの気づきが病気の早期発見にもつながりますので、ちょっとしたことでもお気軽にご相談いただければと思います。
特に当院では、患者さんとの間に垣根をつくらないことを大切にしています。医師に対して「こんなことを聞いても大丈夫かな?」と遠慮してしまうケースもあるかもしれませんが、病気とは関係のないお話、例えば「お友だちとこんなトラブルがあって……」といった内容のご相談をお受けすることも少なくありません。
診察の際、私は「お子さんより目線を低くして接する」ことを心がけています。同じ高さではなく「より低く」するよう徹底しており、例えば診察室の私の椅子は一番低くまで下げていますし、小さなお子さんとお話するときは、膝をついてでも低くなるようにしています。必然的に保護者さんの目線より低くもなりますので、気軽にご相談いただけるきっかけになればと。看護師からはいつも「膝が汚れてしまいますよ」と注意されていますが、お子さん、保護者さんが安心して通える「地域のかかりつけ医」として、この姿勢を今後も大切にしていきたいと考えています。
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身体や心、ご家族の気持ちが育つ変化を感じられる「自然分娩」に特化。助産師も積極的に関わり支えます。
さまざまな専門家と連携を図りつつ、垣根のないコミュニケーションでお子さんの成長をサポートします。
40年以上にわたる幅広い経験を活かした内視鏡検査で、がんの早期発見と治療に繋げます。