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- ニコタマ大腸・肛門クリニック 東京都世田谷区用賀
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- 黒田 敏彦 院長
街の頼れるドクターたちvol.138 小児科
目次
開院前まで、私は大学病院や公立病院、堺市内の小児科クリニックに勤務し、様々なお子さんの診療に携わってきました。こうした経験を通して実感したのは、子どもの診療に当たっては病気を治すだけでなく、普段の生活空間がいかに大切かということです。当クリニックが目指すのは、しんどい思いをしている子どもたちの日常生活に寄り添いつつしっかりと支え、安心して過ごせる場所をつくること。そして、多様な人々が集まり、分け隔てなく楽しく過ごしながら、互いに成長していける生活空間をつくること。言い換えれば、医療の側から「ダイバーシティ&インクルージョン(多様性とその受容)」の実現を後押しすることです。「ひだまりこども診療所」という名称をつけたのも、「いろいろな生き物が集まって成長していく場所」「あたたかく、みんながほっこり、のんびりと安らげる場所」というイメージを大事にしたいと考えたからです。
いかにして「地域ぐるみのチーム医療」を確立するか、ということです。地域や家族との繋がりが希薄化している今日では、困ったときに相談できる人がおらず、不安を抱えていらっしゃる方が少なくありません。しかし、医師が一人でできることは限られています。そこで多職種によるチーム医療を通して、地域全体で子どもを育てる仕組みをつくることが大切だと考えています。たとえば神経発達症の診療では、臨床心理士や、場合によっては学校との連携を図っていますが、それ以外にも公立私立それぞれの学童の先生や児童発達支援の先生たち、それ以外の地域で子どもに関わる全ての職種と繋がりあって、みんなで考えることで地域の子どもたちを支えていければと思っています。
小児神経科はてんかんや痙攣、脳炎・脳症といった脳・神経系の疾患から、神経発達症や重症心身障害まで、幅広い疾患を扱う診療科です。神経発達症に関しては、周りから怒られたりすることも多く、自尊心を失いがちで、引きこもりなどの二次障害が出てしまうこともあります。そのため、自信を持って安心して生活ができることが大切です。治療の基本は、ソーシャルスキルトレーニングとペアレントトレーニング等を通して、日常生活を上手に送れるようにする支援や、自分の得意なことで成功体験を重ね、自信をつけるのが重要だと考えています。
大学進学にあたり薬学部に行きましたが、あの当時は今と違いあまり薬剤師が病棟に出ることがなかったので、もっと人と接する仕事をしたいと思っていました。そのような中で子どもたちのために働きたいとの思いが強くなっていき、改めて小児科医を目指すようになりました。
子どもの目線に立って話をし、「子どもファースト」で物事を考えることです。小さな子でも、話をしているうちに少しずつ心を開いて、いろいろと気持ちを伝えてくれるようになります。もちろん保護者さんが一番よくお子さんを見ているので、そちらに耳を傾けていくことも大事ですが、意外に本人が思っていることは違ったりするので面白いです。ちなみに小児科医としての一番のやりがいは、5年、10年と寄り添って成長していく姿がみられること。これは小児科ならではの喜びだと思っています。
お子さんや保護者さん、学校の先生や他職種の方々を含めて、困り事や不安を医師に相談したいと思っても「こんなことを聞いていいのかな?」「怒られたりしないかな?」という心配をされる方が少なくないようです。当クリニックでは、こうした遠慮は一切必要ありません。どんなに些細なことでも構わないので、是非お気軽にご相談いただければと思います。
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お尻と大腸のスペシャリストがスピーディに診断し、すぐに痛みと負担の少ない治療を提供します。
三吉博院長が20年以上積み重ねてきた信頼を基に、高度な検査と親しみやすい診療で地域に寄り添います。
大阪府堺市の小児科・発達外来。多職種で連携しながら「子どもファースト」の診療を実践していきます。