インプラント手術の精度を
飛躍的に高める「X-Guide」
インプラント手術用ナビゲーションシステム「X-Guide」が、高精度な治療を強力にサポートします。
- 北村 隆典 院長
頼れるドクターが教える治療法vol.171
歯科
目次
JR岐阜駅から徒歩2分というアクセスの良さや、2部屋のインプラント手術専用オペ室などの充実した設備に加え、「タイムパフォーマンスの高さ」も評価していただけているのではないでしょうか。当院では、単独歯・複数歯のインプラント治療はもちろん、片顎に4本のインプラントを埋入し、その上に12本分の人工歯を固定する「オールオン4」、顎骨の骨量が不足している場合に頬骨へインプラントを埋入する「ザイゴマ(頬骨)インプラント」にも対応しています。これらの1dayトリートメントをはじめ、できるだけ少ない通院回数で治療を行う体制が整っています。
通常のインプラント治療では、だめになった歯を抜歯し、骨の造成のために一定期間を置いてから再来院いただき、フィクスチャー(人工歯根)を埋入するのが一般的です。これに対して当院では、抜歯から骨造成、インプラントの埋入、仮歯の装着までを一度の手術で完了することが可能です。事前のCT撮影やデジタルシミュレーションによる精密診断、高精度な手術機器の活用、そして、骨補填剤を用いた同時骨造成などにより、手術回数や通院回数を減らし患者さまの身体的・時間的なご負担を大幅に軽減しています。初期固定の安定性を高め、必要に応じて治療期間を延長することで、インプラントの高い成功率と長期安定につなげています。
オールオン4のメリットは、少ない本数で広範囲の人工歯を支えられるため、手術の回数を抑え治療期間を短縮できる点、そして通常のインプラント治療により1本ずつ人工歯を補う場合に比べ、費用を抑えられる点にあります。総入れ歯の方や、既に多数の歯を失ってしまった方はもちろん、現時点では多くの歯が残ってはいるものの、重度の歯周病のために近い将来、ほとんどの歯を抜歯する必要が見込まれている方にもお勧めの治療法です。
患者さまの年齢層に関しては50代〜60代が中心ですが、年齢制限は特になく、重度の虫歯・歯周病でお悩みの20代の方、「もう一度、自分の歯でしっかりとものを噛めるようになりたい」という80代の方の手術を行ったこともあります。ちなみに、当院でオールオン4の手術を受けられた患者さまの最高齢は89歳です。
まずは初診・カウンセリングで、お口や全身の状態を丁寧に確認します。さらに血液検査やCT撮影などを行い、インプラントの埋入位置や角度をシミュレーションで決定します。手術当日は、健康診断や人間ドックの結果をご持参いただき、レントゲンや胸部心電図で異常がないかを確認しつつ、ペースメーカーの有無や抗凝固剤(血液をさらさらにする薬)の使用状況もチェックします。準備が整ったら、専属の麻酔科医による管理のもと、静脈鎮静法または全身麻酔を実施。抜歯を行い、歯周病菌などの感染物質を徹底的に除去したうえでインプラントを埋入します。
その後はシミュレーションに基づきリダクション(顎の骨を削って平らに整える処置)やアバットメント(上部構造をインプラントに固定するための支台。上部構造の傾きを補正し、噛み合わせや審美性を改善する機能を持つ)を装着。初期固定が得られれば、その日のうちに仮歯を装着します。手術は歯科医師2名と麻酔科医、歯科衛生士の4名体制で行いますが、インプラントの長期的な安定と高い成功率を実現するためには、強力なチームワークと徹底的な事前準備、そして感染物質の確実な除去が欠かせません。
手術から約2週間後にご来院いただき、抜糸を行います。手術用の自然に溶けて吸収される糸を使っているので、あえて抜歯を行う必要はないのですが、口内での雑菌の繁殖を抑えるための処置です。その際、専用のブラシや薬剤を使ったクリーニング方法もご説明します。その後は経過観察を行い、傷口が落ち着き次第、上部構造を外します。骨とインプラントが結合していることを確認できたら、2つ目の仮歯や、強度と審美性に優れた本歯の製作に進みます。
そして治療後も、定期的なメンテナンスにお越しいただくことが大切です。少なくとも3か月に1回はプロによるチェックとクリーニングを受けていただくことで、長期にわたって安定した機能と美しさを保つことができます。
・インプラント治療:290,000円(税抜)
・オールオン4:1,750,000円(税抜)
・ザイゴマインプラント:1本 200,000円(税抜) ※別途、インプラント治療・オールオン4治療の費用が発生します。
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