せきとぜんそくのクリニック 中野駅前院 鈴木 崇文 院長 | ドクターズインタビュー

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長引く咳や息苦しさ。
心に寄り添う診療で
生活の質を取り戻す

街の頼れるドクターたちvol.163 呼吸器内科

せきとぜんそくのクリニック 中野駅前院
  • 鈴木 崇文 院長
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東京都中野区「せきとぜんそくのクリニック 中野駅前院」は、2025年4月開院。JR中野駅から徒歩3分とアクセスしやすく、2026年に完成予定の南北通路出口からはわずか数メートルとのこと。日本呼吸器学会呼吸器専門医として10年以上にわたり研鑽を積んできた鈴木崇文院長は、的確かつ迅速な検査と治療を実現するため、開院にあたり咳と喘息に特化した充実の機器を整備。「患者様の目を見て話をする」というポリシーのもと、一人ひとりの心に寄り添うコミュニケーションを心がけ、病気への不安や悩みが少しでも軽くなるような診療に努めている。同院の特徴やコンセプト、医師としての理念などについて、鈴木院長に伺った。(取材日 2025年3月20日)

対象疾患の幅が広い呼吸器内科医として、多くの患者様に豊富な知見を提供

― 先生が呼吸器内科を専門にされた理由をお聞かせください。

研修医時代に各種診療科を経験するなかで、呼吸器内科が対象とする疾患の幅広さに興味を持ったことがきっかけです。感染症やアレルギー、さらには悪性腫瘍も含まれますので、呼吸器内科医になればより多くの患者様のお役に立てるのではないかと考えました。これまでに私は、大学病院をはじめとする地域の中核病院で呼吸器内科を主軸に従事し、大学院では間質性肺炎の研究を行ってきました。喘息をはじめとする呼吸器疾患の医療は日々進化を続けており、私自身も知識のアップデートを重ねながら患者様により良い医療を提供できるよう努めています。

― 貴院のコンセプトを教えてください。

クリニックの名称が、そのままコンセプトといえるでしょうか。呼吸器内科医として積み重ねた経験と知識を活かしながら、長引く咳や気管支喘息、咳喘息といった呼吸器症状を中心とするクリニックとして開業しました。咳と喘息に特化した各種設備を取り揃え、的確かつ迅速な検査と治療を提供し、症状を少しでも軽くすることで患者様の生活の質が向上することを目指しています。

― 咳と喘息に特化した設備には、どのようなものがありますか?

一例として当院には、呼気中に含まれる一酸化窒素(NO)の濃度を測定する「呼気一酸化窒素濃度(FeNO)測定装置」という医療機器があります。一酸化窒素の濃度は気道の炎症を示す指標とされており、主に喘息などの診断でとても重要な役割を果たします。
また「モストグラフ(総合呼吸抵抗測定装置)」も特徴的な機器といえるでしょう。喘息やCOPD(慢性閉塞性肺疾患)といった疾患にかかると、気道が狭くなり呼吸が通りにくくなります。この「通りにくさ」を示す指標を呼吸抵抗といい、モストグラフはその強さを測ることができるのです。結果は色分けされてわかりやすく表示され、緑なら問題なし、黄色は注意、赤ですと治療が必要となります。視覚的に判別することができるため、医師はもちろん患者様自身も気道の状態を把握できるところが、この装置の大きなメリットですね。

悩みや心配をしっかりと受け止め、1秒でも早くつらい症状を和らげたい

― どのような方に受診をおすすめしたいですか?

まずは“長引く咳”ですね。普通の咳との違いは、咳が始まってからの期間や持続性にあります。一般的に風邪などによる咳は1週間前後で軽快しますが、それを過ぎても続く場合は要注意です。咳は、3週間以内に治まるもの、3週間から8週間続くもの、8週間以上続くものに分類され、3週間以上続くものは医療的なアプローチが必要な可能性が高まります。風邪などの症状はないのに咳だけが3週間以上続く場合などは、呼吸器に特化した医療機関を受診することをおすすめします。
喘息についても、本人が自覚していないケースが少なくありません。「なんとなく息苦しい」と感じて検査したところ喘息と診断され、治療してみたら「呼吸がしやすくなった」と驚く方もいらっしゃるのです。これまで喘息と言われたことがなくても、急に咳き込むことがあったり、呼吸のしにくさを感じたりすることのある方は、ぜひ検査を受けていただきたいですね。

― 日々の診療で心がけていることはありますか?

患者様の症状に応じた検査を迅速に行い、治療開始までのタイムラグをつくらないということです。高度な医療機器を揃えているのはその一環ですし、レントゲンで気になる影があればスムーズにCT検査が受けられるよう手続きを進めるなど、患者様の苦しみを少しでも早く緩和する診療を心がけています。

― 最後に、受診を検討されている方へメッセージをお願いします。

迅速な検査と治療に加え、私が医師としてポリシーにしているのが「患者様の目を見て話をする」ということです。私がかつて従事していた病院には、難治性の疾患を抱えている患者様が大勢いらっしゃいました。そこで私が強く思ったのは、「病気を治すことが難しいとしても、せめて心が救われる医療を提供したい」ということでした。それ以来、私は患者様の気持ちに寄り添うような診療をしたいと願い、相手の目を見て気持ちを受け止められるよう心がけてきたつもりです。
一人ひとりの患者様と接する時間は限られてしまいますが、お悩みや心配ごとをしっかりと受け止めながら向き合いたいと考えています。咳、痰、呼吸のしにくさなどでお困りの方は、我慢せず早めにご相談ください。

長引く咳や息苦しさ。心に寄り添う診療で生活の質を取り戻す

せきとぜんそくのクリニック 中野駅前院 地図を見る

住所
東京都中野区中野3丁目37−9 ウエストインビル 2階
電話番号
03-5340-4159
最寄駅
中野駅
アクセス
JR中野駅南口 徒歩3分
診察領域
内科、呼吸器内科、アレルギー科
専門医
総合内科専門医、アレルギー専門医、呼吸器専門医、気管支鏡専門医