長引く咳や息苦しさ。
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生活の質を取り戻す
呼吸器のつらい症状には、早めの受診が重要です。咳や喘息に特化した設備で、適切かつ迅速に診断します。
- せきとぜんそくのクリニック 中野駅前院 東京都中野区中野
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- 鈴木 崇文 院長
頼れるドクターが教える治療法vol.150
肛門科
目次
痔は「いぼ痔(痔核)」「切れ痔(裂肛)」「痔ろう」の3つに分けられます。
いぼ痔は、肛門の内側にできる「内痔核」と外側にできる「外痔核」があります。内痔核は痛みが少なく、排便時の出血や、いぼが外に出てしまう脱出が主な症状です。外痔核は皮膚に近い部分にできるため、腫れや痛みを感じやすいのが特徴です。
切れ痔は、肛門が傷ついたり裂けたりすることで発症し、硬い便を無理に出したり、逆に軟便や下痢の多い方にも見られます。痛みや出血を伴い、一度傷ができると排便のたびに繰り返し、慢性化すると肛門が狭くなる原因にもなります。
痔ろうは、肛門の奥にある小さな穴(肛門腺)に細菌が感染し、膿がたまることで発症します。膿が体の外へ排出される際にトンネル状の通り道ができ、繰り返し炎症を起こすのが特徴です。発熱や痛み、腫れ、膿の排出といった症状が現れ、自然に治ることはまずありません。放置すればトンネルが複雑化し、手術も難しくなります。
痔の原因はさまざまですが、共通しているのは「肛門への負担」です。便秘による硬い便、下痢による頻回の排便、長時間の座位、過度な飲酒、ストレスなどが主に挙げられます。女性の場合は妊娠・出産で腹圧が上がり、内痔核が悪化するケースも少なくありません。
さらに、体質的に血流が滞りやすい、肛門が傷つきやすいなど、個人差も影響します。親が痔になりやすい体質だと、子どもにもその傾向が受け継がれることがありますね。
軽いものであれば、生活習慣を整えることで自然に改善することもあります。しかし基本的にはきちんと治療を行わないと、症状を繰り返したり悪化したりすることがほとんどです。
いぼ痔の場合、初期であれば薬による治療や排便習慣の見直しで症状を抑えることが可能です。薬を使用しても脱出や出血を繰り返す場合には、根治手術や注射療法(ALTA療法などの硬化療法)、ゴム輪結紮療法などの治療法を選択します。切れ痔の場合は、傷を保護する薬や便の固さを調整する薬を使い、肛門への負担を減らすことが基本です。痔ろうは自然に治ることはなく、手術が必須となります。
痔を悪化させないためにも、早期診断・早期治療が重要です。種類や進行度に加え、患者さんの生活スタイルやご希望に合わせた治療法をご提案しています。
ひとくちに痔の手術といってもさまざまな方法があり、症状に応じて適した方法を選びます。手術には日帰りから、1週間前後入院するものなどがあります。内痔核や裂肛の程度が軽い場合は日帰り手術が可能ですが、痔ろうや内痔核・裂肛の重い場合は、数日から1週間前後の入院が必要です。当院では根治を目指しつつ、可能な限り患者さんの負担が少ない方法を選択しています。
当院は入院設備を有しており、患者さんが安心して過ごせる環境を整えています。明るく広めに設計した病室や、患者さん同士の情報交換ができる談話スペースなど、術後の不安を軽減できるようさまざまな工夫をしています。院内で調理した温かい食事も提供しており、アメニティーの充実を目指しています。
肛門の病気を恥ずかしいと感じ、受診をためらってしまう方もいらっしゃるでしょう。しかし適切な診断と早期治療が、症状の改善と快適な生活に繋がります。
痛みや出血が続く、いぼ痔が飛び出して戻らなくなった、膿が出るなどの症状がある場合は、早めの受診をお勧めします。放置すると治療が難しくなるだけでなく、生活の質にも大きく影響するかもしれません。患者さんの希望に沿った治療法を一緒に考えますので、まずは相談から始めてみてはいかがでしょうか。
個室差額ベッド料金(税込)
特別室A(1日につき):16,500円 / 特別室B(1日につき):15,400円 / 一般個室(1日につき):13,200円
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呼吸器のつらい症状には、早めの受診が重要です。咳や喘息に特化した設備で、適切かつ迅速に診断します。
「目が覚めたら終わっていた」—— そんな苦痛の少ない内視鏡検査を提供し、疾患の早期発見をめざします。
痔は基本的に自然治癒が難しいものです。患者さんの負担を軽減しつつ、症状や要望に合わせて治療します。