天神みきクリニック 河野 美己 院長 | ドクターズインタビュー

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頼れるドクターが教える治療法vol.190

美容皮膚科

酒さ、毛細血管拡張症などの赤ら顔に「Vビーム」という選択肢
酒さ、毛細血管拡張症などの赤ら顔に「Vビーム」という選択肢
天神みきクリニック
  • 河野 美己 院長
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福岡市地下鉄天神駅から徒歩3分の女性専門美容皮膚科・皮膚科「天神みきクリニック」では、赤ら顔の治療に力を入れている。赤ら顔にはさまざまな原因があり、正しい診断と適切な治療が不可欠だ。中でも慢性炎症性疾患の「酒さ」や、皮膚の表面から血管が透けて見える「毛細血管拡張症」は、保険診療だけでは改善が難しいケースや、治療が長期にわたるケースが多い。そのため同院では、丁寧な診察をもとに診断を行い、自由診療も含めた幅広い選択肢の中から一人ひとりに合った治療を提案している。「治療を続けているのに改善しないという人は、治療法を見直してみてほしい」と語る河野美己院長へ、酒さ・毛細血管拡張症の治療について伺った。(取材日 2026年4月15日)

顔の赤みの原因はさまざま。丁寧に診察し、幅広い治療の選択肢を提案する

― 赤ら顔について教えてください。

赤ら顔とは、顔に赤みが持続している状態全般を指します。赤みの原因は、接触皮膚炎(いわゆる「かぶれ」)やアトピー性皮膚炎(湿疹)、酒さ、酒さ様皮膚炎、脂漏性皮膚炎、毛細血管拡張症などさまざまです。そのため正しい診断と、適切な治療が欠かせません。当院では日本皮膚科学会皮膚科専門医が赤みの原因を丁寧に見極め、保険診療だけでなく自由診療も含めて、一人ひとりに適した治療法を提案しています。

― 何を原因とするケースが多いのですか?

酒さや酒さ様皮膚炎、接触皮膚炎(いわゆるかぶれ)による赤ら顔の方が多いですね。悪化因子がある場合は、それらを除外し、保険診療の外用薬や内服薬、自由診療の外用薬や内服薬も用いて治療することができます。スキンケアの見直しも非常に大事になります。
また症状や病気を自分で調べて、自由診療の赤み治療「Vビーム」を希望して来院される方も少なくありません。酒さや毛細血管拡張症による赤みの改善に、Vビームは有効です。とくに酒さと診断された方で、何年も同じ治療を続けているのに改善しない場合は、治療法の見直しをお勧めしています。

― 酒さ・毛細血管拡張症について教えてください。

酒さは原因不明の慢性炎症性疾患であり、4つのタイプに分けられます。20代後半~30代頃から顔の赤みが持続するようになり、ほてりや敏感肌の症状を伴う1型。ニキビに似たブツブツ(丘疹・膿疱)が出現する2型。鼻の組織が厚くなって変形する3型。そして4型は眼型酒さと呼ばれ、症状が目にでる珍しいタイプです。いずれも寒暖差や紫外線、アルコールなどが症状を悪化させる要因と考えられています。
次に毛細血管拡張症は、鼻周りや頬など皮膚表面の血管が目立って見える状態のことです。毛細血管が広がって血流量が増えることで起こり、酒さに合併することもあります。ステロイドの長期外用や内服、遺伝的要因などで皮膚が薄い方にみられることが多いですね。

― 寒暖差・アルコール摂取で顔が赤くなるのも赤ら顔ですか?

一時的に顔が赤くなるのは体質によるものと考えられますが、その赤みが持続している場合は注意が必要です。例えばサウナやホットヨガ、アルコール多飲などの習慣があり、日常的に血管が拡張した状態になることが多い方は、それが引き金となって赤ら顔になることもあります。

肌質改善にVビーム治療を組み合わせ、早期改善と症状コントロールを支援

― 酒さ・毛細血管拡張症の治療方法を教えてください。

酒さの方は、敏感肌で、慢性の炎症によって皮膚のバリア機能が低下していることが多いです。正しいスキンケアで水分が保持できるよう肌質を改善し、また、酒さの悪化因子である乾燥や紫外線の対策を行います。丘疹やブツブツがある場合は、外用薬と内服薬の治療も併用します。炎症が落ち着いたあとは、より早く赤みを解消するために「Vビームフェイシャル」を自由診療で行っています。
一方の毛細血管拡張症は「Vビーム毛細血管治療」による自由診療が中心です。血管治療用レーザーを照射し、拡張した血管を収縮・閉塞させることで、赤みやほてりを改善します。

― 治療にはどれくらいの期間がかかりますか?

酒さの原因である炎症や丘疹は、治療が奏功すれば、1~3か月ほどで改善することが多いです。その後赤みに対してVビーム治療を実施する場合は、月1回の治療を5回ほど行います。治療全体の期間は、半年から1年ほどが目安です。毛細血管拡張症の場合は、血管の太さや深さにより個人差はありますが、月1回、3~5回ほどで改善が期待できます。
治療効果は、肌画像診断機器を用いて比較、評価していますので、効果を実感しながら、治療を継続することができます。赤ら顔でお化粧もできないほど悩んでいた方がどんどんキレイに前向きになられるのを見ることは、私のやりがいでもあります。

― 日常生活での注意点について教えてください。

Vビーム治療を終えた方が、治療前の状態に戻ってしまうことはほとんどないと思います。なぜなら、治療期間中に悪化因子の排除やスキンケア・紫外線対策などが身につき、生活習慣そのものが整っていくためです。しかし再び好ましくない生活習慣が続けば、再発することもあり得ます。
とくに酒さの悪化因子で気をつけてほしいのは、乾燥と紫外線です。皮膚のバリア機能を維持するために、肌の状態に適した保湿剤を使用しましょう。また、日焼け止めは必須です。肌が荒れている場合でも、医療用であれば使える日焼け止めがありますので必ず使用しましょう。そのほか、サウナやホットヨガ、香辛料の多い食事、自転車通勤、ガーデニング、屋外スポーツなど、日常的に紫外線にあたったり、血管を拡張させたりする習慣があれば、頻度や対策を見直していただきたいですね。

自由診療の費用(目安/税込)

◎費用
・毛細血管治療
1ショット 2,200円
10ショット 19,800円
鼻まわり 16,500円
鼻全体 22,000円
血管腫1個(2mm以下) 4,400円
5個 19,800円
(2mm以上)+1mmあたり 1,100円

・フェイシャル(パーツ)
顎 5,500円
額 7,700円
頬全体 19,800円

・フェイシャル(顔全体)
初回お試し 22,000円
1回 27,500円

・オーダーメイド治療
33,000円から

◎標準的な治療回数・期間
治療間隔 : 4週間毎
治療回数 赤ら顔・酒さ : 5〜10回
ニキビ跡の赤み : 3〜8回
毛細血管拡張症 : 2〜10回
鼻周りの赤み : 3〜10回
老人性血管腫 : 1〜2回

◎主なリスク・副作用
赤み・腫れ
紫斑(内出血)
水疱・痂皮
炎症後色素沈着

◎治療効果の範囲と限界
・治療効果には個人差があります。
・Vビーム治療は1回でも効果を実感できる可能性はありますが、基本的に複数回の治療を前提としたレーザー治療になります。
 (必要な治療回数は、血管の深さ、太さ、炎症の有無によって変わります)

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ドクターからのメッセージ
  • 河野 美己 院長

「なかなか赤ら顔が治らない」と思いながら、同じ治療を何年も続けていないでしょうか。3か月経っても改善しなければ、治療法を見直すタイミングです。間違ったケアで症状を悪化させないよう、赤ら顔のお悩みは皮膚科専門医に相談しましょう。自由診療も含めて検討することで、選択肢は大きく広がります。
当院では赤ら顔の治療はもちろん、お肌のお悩みに対して総合的なサポートが可能です。ぜひお気軽にご相談ください。

酒さ、毛細血管拡張症などの赤ら顔に「Vビーム」という選択肢
酒さ、毛細血管拡張症などの赤ら顔に「Vビーム」という選択肢

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住所
福岡県福岡市中央区天神2丁目7番20号 アーク天神3階
電話番号
092-736-2415
最寄駅
天神駅
アクセス
地下鉄空港線「天神駅」3番出口から徒歩3分
西鉄グランドホテルから徒歩1分
診察領域
美容外科、皮膚科、美容皮膚科
専門医
皮膚科専門医