物忘れ外来で実践、患者と家族をサポートする認知症治療
加齢に伴う心身の変化に対してきめ細かに寄り添い、認知症の早期発見、早期治療、現状維持を目指します。
- 市立病院前老年内科メモリークリニック 北海道札幌市中央区
-
- 中野 正剛 院長
頼れるドクターが教える治療法vol.106
眼科
名前の通り、近視治療に特化した全国でも珍しいクリニックです。子どもの頃から治療すれば、近視の進行を遅らせたり、近視そのものを治したりすることは十分可能ですし、後ほどお話しするICL(Implantable Contact Lens:眼内コンタクトレンズ)やレーシックのように、大人になってから近視を治し、裸眼視力を回復させる治療法もあります。しかしながら、「近視=治療できるもの、治療すべきもの」とは認識されていないのが現状ですし、「近視になってもメガネやコンタクトレンズを使えば問題ない」と考えている人が圧倒的に多いのではないでしょうか。ただ、近視が進行すると緑内障や網膜剥離といった深刻な病気のリスクが高くなるというのも事実です。そういった意味でも、近視という病気、そして、その治療に対する意識を大きく変えていく必要があるのです。当クリニックは、日本を代表する人・情報の集積地である渋谷に拠点を構え、“近視治療のランドマーク”としての役割を果たしていきたいと考えています。
子どもの近視治療です。近視の進行には、遺伝的な要因と環境的な要因のどちらも関係していることが知られています。両親のいずれかが近視の子どもは、両親ともに近視ではない場合に比べて、近視の頻度が明らかに高くなるのです。この点、当クリニックで実施している「学童近視ドック」では、遺伝子検査のほか、眼軸長検査、角膜形状解析、眼底OCT(網膜視神経断層解析)等の検査を実施した上で、膨大な統計データをもとに将来的な近視進行予測を行います。何歳までにどの程度、近視が進行する可能性があるのか、成長曲線のようなグラフから一目で分かるのです。これを基にして、様々な治療法を組み合わせながら、近視の改善や進行予防に向けた取り組みを進めていきます。
最もポピュラーなのは、「ミドリンM点眼薬」や「マイオピン」などの目薬です。これらは目の毛様体筋(ピントを合わせる働きをする筋肉)の緊張を取ることで、一時的な近視化を改善するだけでなく、近視の進行を防ぐ効果が確認されています。基本的には一日一回、就寝前に点眼するだけという手軽さも、子どもの近視治療に向いていると思います。
最近は「ナイトレンズ(オルソケラトロジー)」を活用するケースも増えてきました。夜寝ている間に特殊な形状のコンタクトレンズを装用し、角膜の形状を平坦化させて近視を治すと同時に、近視の進行も抑制するという画期的な治療法です。日中は裸眼で過ごすことができますし、目の柔らかい若い患者さまほど高い効果が期待できるのも大きなメリットです。
先ほども少し触れたICL、レーシックが一般的です。インフルエンサーの影響もあり、最近、特に人気なのはICLですね。ICLは、角膜を3mmほど切開し、眼内にレンズを挿入することで視力を矯正する治療法です。手術そのものは両眼で15分〜20分程度で完了しますが、患者さま一人ひとりの目の特徴に合った度数、サイズのレンズを選ぶため、検査には3時間くらいかけています。ICLのメリットは、角膜を削ることなく治療できるため、レンズを取り出せばいつでも元の状態に戻すことができる点です。その他、近視が戻ることなく、半永久的に同じような見え方を維持できる点などが挙げられます。
レーシックは角膜をエキシマレーザーで削ることによって、近視や遠視、乱視を矯正する手術です。最近はICLに注目が集まりがちですが、レーシックが素晴らしい治療法であることに変わりはありません。レーシックのいちばんのメリットは、通常0.25度刻み、もしくは0.50度刻みでつくられているコンタクトレンズよりも、遥かに高い精度で近視を矯正できる点や、ICLに比べて安価な点にあります。当院では「iLASIK」を導入。眼の細かな歪みを精密に解析し、そのデータをもとにレーザーを照射することで、オーダーメイドの治療を実現しています。
近視ケアクリニック渋谷
加齢に伴う心身の変化に対してきめ細かに寄り添い、認知症の早期発見、早期治療、現状維持を目指します。
川崎市内、梶が谷駅から徒歩2分。肛門科を中心に、内視鏡検査、一般内科など幅広い疾患に対応しています。
そけい部ヘルニア(脱腸)の日帰り手術。痛みが少なく、回復も早い「ヒトツキズ腹腔鏡」を提供します。