頼れるドクターが教える治療法vol.073
循環器内科
当クリニックは循環器診療を主体としています。循環器内科は、主に心臓を診る診療科と思われがちですが、当クリニックは心臓だけではなく血管診療も得意分野としています。私は心臓や血管のカテーテル治療に20年以上携わり、学会ではライブオペレーターを務めるなど指導的役割を担ってきました。こうした経験を生かしながら、「患者様を自分のたいせつな家族と思って診療する」という理念のもと、より多くの患者様により良い医療を提供したいと考えております。
私が医師になったのは、心筋梗塞や狭心症の治療が劇的に変化していた時期でした。それまでは薬だけで治療していた病気に対して、バルーンカテーテル(治療用の風船)を用いて血管を拡げる治療が導入されつつあったのです。どのような分野でもそうですが、治療法が急速に進化している診療科、そして、それに携わる医師のモチベーションは非常に高い。また、心臓は命に直結する臓器であり、非常にやりがいのある分野です。こうした背景のもと、私は心臓を専門とすることに決め、医師になって4年間はひたすら心臓のカテーテル治療の勉強をして、多くの経験を積み重ねました。その中で、心臓と密接に関連する血管の病気を診療・治療することの重要性に気づいたのです。5年目以降は心臓だけでなく、動脈や静脈の診療に関しても数多く経験させていただきました。心臓だけでなく全身の血管を診られるようになったことは、自信を持って患者様を診療するための基礎となっています。
当クリニックで行っている下肢静脈瘤治療や透析シャント治療だけでなく、冠動脈(心臓の動脈)や末梢動脈・静脈のカテーテル治療にも携わっていました。特に急性心筋梗塞(冠動脈が突然つまる病気)のカテーテル治療は緊急性が高く、1分1秒を争います。また、血管自体も細く、多くの分枝や曲がりがあるため、非常に繊細な技術が必要です。冠動脈の治療に比べると、下肢静脈瘤や透析シャントのカテーテル治療には、命に関わるリスクがほとんどなく、心臓の治療ほどには高度な技術も必要ありません。しかしながら、私自身は、心臓の治療で培った繊細な技術と心臓についての専門的な知識を踏まえた上で血管の手術をできることに、大きなメリットを感じています。下肢静脈瘤治療や透析シャント治療において、より安全に治療を行うことができ、また血管だけを診て診療を行うと、心臓に関連する合併症を起こしてしまい、患者様の不利益につながる場合もあるからです。
あさくさ橋心臓と血管のクリニック
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複数の治療法を組み合わせて、肝斑へ効果的にアプローチ。症状改善のための生活指導も行っています。
衛生面にこだわった環境下で、大学病院で培った経験を活かして白内障手術を実施します。
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