いのまたクリニック 猪又 雅彦 院長 | ドクターズインタビュー

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頼れるドクターが教える治療法vol.055

呼吸器内科

持続陽圧呼吸療法(CPAP)による睡眠時無呼吸症候群の治療
持続陽圧呼吸療法(CPAP)による睡眠時無呼吸症候群の治療
いのまたクリニック
  • 猪又 雅彦 院長
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名古屋市市営地下鉄・本山駅の5番出口から徒歩1分の場所にある「いのまたクリニック」では、睡眠時無呼吸症候群の診断と治療を行っている。睡眠時無呼吸症候群の患者の多くは、睡眠不足や倦怠感は感じるものの、それが病気からくるものだという意識がないという。「睡眠時無呼吸症候群を放置すると、心筋梗塞や脳梗塞などを招く可能性があります。その前にできる治療があることを知っていただきたいですね」と話すのは、同院の院長である猪又雅彦先生。睡眠時無呼吸症候群とはどのような病気なのか、症状と放置した場合のリスク、持続陽圧呼吸療法(CPAP)による治療方法などについて、猪又院長にお話を伺った。(取材日 2021年7月21日)

十分に寝たのに疲れが取れないなら要注意。睡眠時無呼吸症候群の可能性も

― 睡眠時無呼吸症候群とはどのような病気ですか。

睡眠時無呼吸症候群とは、睡眠中に気道が塞がり呼吸が止まる状態です。呼吸が止まると聞くとビックリしますが、完全に止まるのではなく、数秒〜数十秒間止まるのを繰り返すイメージです。
睡眠中、呼吸でしっかりと酸素を取り込むことで、脳と体は休息を取ります。しかし、睡眠時無呼吸症候群では必要な量の酸素を取り込めず、全身に酸素を届けようと交感神経が優位に働きます。これは体にとってアクセルを踏んでいる状態のため、寝ても疲れが取れないと感じるようになるのです。酸素を全身に届けようと心臓が頑張って働くため、血圧の高い状態が続きます。

― この病気になりやすい方の傾向はありますか。

仰向けで寝ると気道がふさがりやすい方です。特に、20歳ごろと比べて体重が増えた方は要注意です。骨格は20歳ごろに完成しますので、太ると喉についた脂肪で気道が狭くなるのが理由です。
若くて痩せていても、軟口蓋(のどちんこの根本一帯の柔らかい部分)が大きい方や腫れやすい方、下顎が小さい方、鼻詰まりを起こしやすい方なども注意が必要です。

― わかりやすい症状はあるのでしょうか。

睡眠時無呼吸症候群には、患者さんが感じる自覚症状と、家族や同居人から指摘される症状があります。
自覚症状で多いのは、夜しっかり寝ているのに熟睡した感じがない、むしろ疲れているなどの違和感です。会議中でも寝てしまうくらい強い眠気、起床時の口の乾きもあります。
周囲から指摘される症状は、いびきが大きい、いびきが急に途切れるなど、いびきにまつわるものです。

― 睡眠時無呼吸症候群を放置するリスクについて教えてください。

倦怠感と眠気でQOL(生活の質)低下を招きます。症状をそのまま放置すると、血圧が高い状態が続くことから、今度は狭心症・心筋梗塞や脳梗塞を引き起こすリスクが高まります。
「いつものことだから」とつい甘くみてしまうのが、この睡眠時無呼吸症候群の怖いところです。勤務医時代、心不全や心筋梗塞で入院している患者さんを調べたことがあるのですが、睡眠時無呼吸症候群と診断できる方の割合が多かったです。

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いのまたクリニック

場所
愛知県名古屋市千種区四谷通1−13 ノア四ツ谷 1F MAP
電話
052-734-8788
診察領域
内科、循環器内科、小児科、予防接種
専門外来
禁煙外来、睡眠時無呼吸症候群専門外来、循環器疾患専門外来、高血圧専門外来、生活習慣病専門外来

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