表参道ヘレネクリニック 松岡 孝明 総医長 | ドクターズインタビュー

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頼れるドクターが教える治療法vol.037

糖尿病科

20代の頃の基礎代謝量へ。「褐色脂肪細胞治療」の可能性
20代の頃の基礎代謝量へ。「褐色脂肪細胞治療」の可能性
表参道ヘレネクリニック
  • 松岡 孝明 総医長
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東京メトロ「表参道」駅から徒歩2分に位置する幹細胞・再生医療外来「表参道ヘレネクリニック」。再生医学を駆使した幹細胞治療やがん療法、免疫療法などを提供し、国内最大級の幹細胞症例数を誇るクリニックだが、いま、力を入れているのが「褐色脂肪細胞治療」である。「褐色脂肪細胞」という、脂肪を燃やす働きを持った細胞を増やし、基礎代謝を上げる治療法で、驚くべきことに過酷な運動や厳しい食事制限は一切不要という。同クリニック総医長の松岡孝明先生に、褐色脂肪細胞治療の基本的な考え方や褐色脂肪細胞の増やし方、今後の展望などについて伺った。(取材日 2020年8月17日)

中年になると、なぜ太るのか?そのカギは「褐色脂肪細胞」にあった

― 「褐色脂肪細胞治療」の基本的な考え方について聞かせてください。

人の体には2種類の脂肪細胞が存在します。一つは「白色脂肪細胞」。“脂肪”と聞いて誰もがイメージするであろう、白くブヨブヨした細胞で、中性脂肪を「蓄える」働きをしています。もう一つが「褐色脂肪細胞」です。こちらは首や肩の周りなど、限られた部位に存在する褐色の細胞なのですが、白色脂肪細胞とは逆に、熱を出して脂肪を「燃やす」働きをしているのです。
褐色脂肪細胞は10代をピークに、加齢とともに減少することがわかっています。とりわけ40代に入る頃になると、褐色脂肪細胞の量・活性ともに大幅に低下するため、基礎代謝がガクンと落ちて、太りやすい体質になるんですね。加えて、肥満になると褐色脂肪細胞が白色脂肪細胞に“侵食”される傾向が強くなり、ますます太りやすくなってしまう。そこで当院では、褐色脂肪細胞を増やすことによって、こうした“負のサイクル”を断ち切り、20代の頃と同レベルの基礎代謝量に戻す治療を行っているのです。

― 褐色脂肪細胞は、どのようにして増やすのでしょうか。

2つの方法があります。一つは、褐色脂肪分化剤(人口体液)を両側鎖骨のあたりに注射する方法です。白色脂肪細胞と褐色脂肪細胞とは、見た目も働きも全然異なってはいるものの、脂肪細胞という点では共通で、“兄弟” “いとこ”とでもいうべき近しい関係にあります。そのため、褐色脂肪分化剤の投与によって、特殊なアクションを与え、体液の環境を整えてやると、白色脂肪細胞を褐色脂肪細胞に転化させることができるのです。治療そのものは5分程度で終わりますし、痛覚が鈍い箇所への注射なので、痛みもそれほどありません。
もう一つは、患者さまご自身の褐色脂肪細胞をクリニック内のラボで約4週間程度、培養し、患者さまの体内に戻す方法です。こちらの方法には、褐色脂肪細胞を確実に増やすことができるというメリットがありますが、細胞の培養にはそれなりに時間がかかるため、まずは前者の褐色脂肪分化剤を使用する方法をおすすめしています。ちなみに、当クリニックではまだ副作用の報告はありませんが、ごくまれに、褐色脂肪分化剤に含まれる薬剤に対するアレルギー、注射後の内出血などが起きる可能性が想定されています。

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表参道ヘレネクリニック

場所
東京都港区南青山5丁目9−15 青山OHMOTOビル 3階 MAP
電話
03-3400-2277
診察領域
内科、心臓血管外科、整形外科、形成外科、美容外科、皮膚科、美容皮膚科、麻酔科、予防接種
専門医
循環器専門医、形成外科専門医
専門外来
下肢静脈瘤専門外来、アレルギー(皮膚科)専門外来、肥満専門外来、AGA(男性型脱毛症)専門外来、わきが・多汗症専門外来、膝関節専門外来、外反母趾専門外来、更年期障害(女性)専門外来、女性専門外来、ペインクリニック外来

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