もりかわファミリークリニック 森川 友裕 院長 | ドクターズインタビュー

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地域に根ざし、地域の人々に信頼されるクリニックを創る

街の頼れるドクターたちvol.81 消化器内科

もりかわファミリークリニック
  • 森川 友裕 院長
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名古屋市緑区、自然豊かな水広公園近くの内科・小児科・消化器内科「もりかわファミリークリニック」。同クリニック院長の森川友裕先生が目指すのは、地域に根差し、地域の人々に信頼されるクリニックだ。日本内科学会総合内科専門医として風邪や発熱から、生活習慣病の予防・治療、漢方治療に至るまで、さまざまな疾患の診療に携わる一方、日本消化器病学会専門医として胃・大腸内視鏡検査に注力。大腸カメラは週4日、胃カメラは週6日のペースで実施しているという。インタビューではクリニックの基本的なコンセプトや、胃・大腸の内視鏡検査に対する考え方などについて、ざっくばらんに伺った。(取材日 2021年12月16日)

総合内科医として地域の人々の健康をトータルで支える“ホームドクター”へ

― 「もりかわファミリークリニック」の基本的なコンセプトについて聞かせてください。

目指しているのは、「地域に根差し、地域の人々に信頼されるクリニック」です。名古屋市緑区の水広にクリニックを開業したのは2016年のことですが、総合病院で勤務医をしていた頃から、「“地域のホームドクター”として、地域の皆さまの健康状態をトータルに診ることのできる内科医になりたい」という思いを持っていました。日本内科学会の総合内科専門医を取得したのも、将来を見据えてのことです。特に力を入れているのは、がんの早期発見・早期治療と生活習慣病対策ですが、「お子さまからご高齢の方まで、どなたにも安心・信頼して受診いただけるクリニック、家族ぐるみでお付き合いいただけるクリニックでありたい」「風邪もきちんと診ることのできる医師でありたい」という思いは、今も変わりはありません。お身体に異常や不安を感じたときには真っ先に当院の名前を思い浮かべてもらって、気軽に相談していただけたら嬉しいですね。

― 総合内科専門医としての知見を生かして地域のかかりつけ医としての使命を果たすということですね。

そうですね。地域の皆さまの健康をトータルで支える“ホームドクター”として、「何でも診る」「総合内科専門医としての幅広い知見と経験を活かし、ベストな対応をする」というのが基本的なスタンスです。実際、風邪や発熱、頭痛、胃痛、喘息、アトピー性皮膚炎といった幅広い疾患を診療していますし、新型コロナウイルスの感染拡大に際しても、早くから発熱外来を設置して診療に当たってきました。また、心筋梗塞や心不全といった心疾患、脳出血や脳梗塞などの脳血管疾患を引き起こす可能性のある生活習慣病(高血圧や脂質異常症、糖尿病など)の予防・治療にも力を入れており、早い段階から患者さまと二人三脚で生活習慣の改善に取り組んでいます。さらに、更年期症状のある女性の患者さまが多いということもあり、漢方治療にも力を入れています。病名の診断がつかない症状や身体の不調に関しても、決して諦めることなく、身体全体の状態を診ながら粘り強く治療することを心がけています。

がんの早期発見・早期治療に向けて。苦痛の少ない胃・大腸内視鏡検査

― 先生は日本消化器病学会の専門医でもいらっしゃいますね。

消化器内科医としての中心テーマは、内視鏡検査や腹部超音波検査による、胃がんや大腸がんの早期発見・早期治療です。日本人の死因の第一位である「がん」の中でも、胃がんや大腸がんは男女を問わず上位に位置しているわけですが、現在の医療水準からすれば、日本人全員が定期的に検査を受け、できるだけ早い段階でがんや、その原因となるポリープを発見し、適切な治療を行えば、胃がんや大腸がんによってお亡くなりになる方はほぼゼロにできるはずなのです。その意味でも、内視鏡検査を気軽に受けられる環境を整えることが極めて重要だと考えています。

― それには“内視鏡検査=辛い、痛い、苦しい”というイメージを打破する必要がありますね。

はい。内視鏡検査は理屈よりも経験がモノをいう世界です。検査の際には、これまでの経験を活かして、患者さまお一人お一人の大腸の走行に沿って内視鏡をこまめに動かしながら進めていきます。ですから、当院では患者さまのご要望がない限り、鎮静剤を積極的に使用することはありません。内視鏡を大腸に無理やり押し込むような操作はしませんし、そもそも痛みは身体が発する重要な警告サインでもあります。鎮静剤を使用したために、かえって身体からのSOSに気付くことができず、消化管の穿孔や出血といった合併症を起こしてしまうリスクも考慮に入れるべきでしょう。むしろ「これがポリープですよ」「カメラが大腸の奥まできましたよ」といった具合に、検査中も患者さまとコミュニケーションを取り、痛いときには「痛い」と言える環境をつくっておくことが大切だと考えています。

― 今後の展望について聞かせてください。

地域の皆さまに「全然痛くなくて、楽な検査だった」「こういう検査なら、今度も受けたい」と感じていただき、「内視鏡検査といえば『もりかわファミリークリニック』だよね」と思ってもらえるような存在になれたら良いですね。内視鏡検査に対する敷居を徹底的に下げることで、地域の皆さまが健康で幸せに、長生きできるよう、全力でサポートしていきます。

地域に根ざし、地域の人々に信頼されるクリニックを創る

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住所
愛知県名古屋市緑区水広2−119
電話番号
052-879-6511
診察領域
内科、消化器内科、小児科
専門医
総合内科専門医、消化器病専門医、消化器内視鏡専門医