街の頼れるドクターたちvol.012
子どものころ、重いぜんそくに苦しむ母の姿を見ていたことがきっかけです。その姿を目の当たりにして、物心がついたころには「将来、医者になってお母さんを治してあげたい」と思っていました。その後も一貫して医師を志し、横浜市立大学医学部入学が決まった時には、母がとても喜んでくれました。
はい。医学部に入学した動機からは外れてしまったのですが、学生のころに白血病の患者さんを担当したことで血液の病気に関心を持ち、それを診る臨床医になりたいと考えました。とくに、小児病棟でつらい白血病の治療を受けている中でも必死に頑張り、自由時間には無邪気に笑って遊ぶ子どもたちの姿に胸を打たれました。さらに、医学生時代に勉強会でお世話になった小児科の先生のお誘いもあり、小児科を専攻することを決めました。
藤沢市民病院に移った2002年から、自分の新たな専門領域として小児救急医療に本格的に取り組みました。当時の日本の小児救急医療体制は未整備で、患者さんのたらい回し問題など社会問題になっていました。そこで、同院では小児救急の質の向上と医師の負担軽減を図ろうと、日本で初めて小児科医のシフト制による24時間救急を敷きました。このモデルの成功が、現在の横浜市の小児救急拠点病院体制につながっています。同病院で24時間小児救急を始めた当時は非常に忙しい日々でしたが、その分、医師として成長できたと考えています。同院の小児救急科では、患者が子どもであれば治療分野が外科系であってもまずは小児科医が診療する方針を立てていましたから、外科領域の診断・治療に関する知識や技術を身につけることもできました。
たかさか小児科
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